COLUMN

「インタ〜ネットポップ道場」わいがちゃんよねや(KAI-YOU)

#1 ぜんぶ、インターネットのせい(おかげ)

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はじめまして、株式会社カイユウという会社で代表をしている米村智水といいます。インターネット上ではわいがちゃんよねやっていう名前で多方面に毒を吐いてるけど黙殺されています。フォロー外さないで。

今回からBAUSで連載させていただくことになりました!

カイユウは、僕が学生だった2008年頃に有志で雑誌を編集していた組織を母体にしており、2011年に法人化した会社です。

現在は「KAI-YOU.net」というポップカルチャーに関するWebメディアの運営と開発を事業の中心にしつつ、ときどき仲良くなったクライアントさんからオウンドメディアのコンサルティングや、Webサイト・MVの制作などを請け負っています。

法人化当初は制作案件がメインだったのですが、インターネット全盛のこの時代にテレビや雑誌、新聞を含むメディアがどのように変化していくのか興味があったこと、そしてこれは完全に経営方針や僕自身の資質に拠るのですが、自社のリソースだけで自由に回せる事業をつくりたくてメディアという道を選びました。そしていま、ようやく自分の思い描いていたものをつくれている状況なのかもしれないなという感じです。

自己紹介ばっかりになってきたけど、許してくれ……初回だから大事なんだ。というか、つらつら書いてみたけど、多分下の記事を読んでもらったほうがいろんなことが感覚的に掴めると思う。

KAI-YOUとは何か? Webメディア以外にもいろいろやっているのです!

何人クリックしたかはわからないし、あとから別に調べたりもしないけど、多分100人中100人は本文も特に読まないで2〜3スクロールして、「これ本当に会社か? ふざけてんのか?」と思うかもしれない。それは半分正解と言いたいところだが、まったく間違えていない、完全な正答である。あなたは正しい。

我々はたしかに基本ふざけている。社会のいろんなことを舐めている、と思われている。印鑑すらまともに押せないやつしかいないし、契約書をきちんと読めるやつもほとんどいない(こないだも少しばかり面倒なことになった)。営業すらスーツを着ない、というか持ってなさそう。そんなんだけど真面目に会社を運営していこうと試行錯誤しているし、事実として真面目にやっている。が、そう見られないことが多々ある。

しかし、もう会社を設立してから2018年7月で7周年になってしまう。この7年という歳月は、独立系ベンチャー企業にとってはとんでもない長さだ。同時期に会社をはじめた人で急にいなくなったり、連絡がとれなくなったりする人、たぶん生きてるし噂も聞くけど疎遠になったりSNSに現れなくなったりする人がけっこうな割合でいるはずだ。僕もいつのまにか25歳から31歳になっている。周りは結婚式のプランニングとか子育てで忙しいとか言ってるけど、何が大変なのかいまだに全然理解できない。

何が言いたいのか、ちょっとわからなくなってきてると思うけど、そういう少しばかり無軌道な、でも好きなことをめいいっぱいやってるのがカイユウという会社だということを言いたかった。僕たちはそういう感覚を「ポップ」と名付けていて、新しさや未知の「知」を追求し、発見していくことを至上の命題にメディアを運営している。

なんでこんな調子なのに7年間も会社が続いているのか、意味がわからないと思うんだけど、多くの人がそれに共感して理解を示してくれているのも事実として記しておきたい。KAI-YOU.netの昨年のPVは1億を越えていて、いまは月間2000万PVも集めるメディアになっている。

これはすべて、インターネットのおかげなんだ。

この現代において、会社という組織体は変化を余儀なくされているし、個人の社会への関わり方も激変した。誰もが自由に見たい情報やデータを手軽にやりとりできるし、家でも会社でも関係なくインターネットに繋がることができる。その気になればスマートフォンから何もかも発信できるようになった。それは誰かの不祥事でもいいし、昨日食べたご飯でもいいし、修正と加工をかけまくった自撮りでもいいし、コツコツとつくり続けていた漫画や音楽だっていい。それを褒めたりけなすことだって、いとも簡単に世間へ伝播させられる。

そうすると何が起こるか?  例えば、カイユウみたいな、かつての価値観からだとめちゃくちゃに思われそうな会社が生き残ることもできるし、けっこうな知名度を得るまでに成長することもできる。いちばん大切なのは、インターネットによって、既存の体系からは生まれ得ない、新しい価値が少しずつ表の世界へと姿を現していることだ。

いままでなら黙殺されていたかもしれない、いままでなら馬鹿にされて箸にも棒にもひっかからなかったかもしれないけど、ヤバくてかっこいい人たち。そういった人々にカイユウは発足当初からこれまでずっと寄り添ってきた。そして、そういう会社でメディアに携わっている人間にしか語れない言葉があるかもしれないと思っている。

この連載では、インターネットの何がやばいか、いま何がポップなのか、何が正しいのかを洗いざらい話していく予定だ。弊社の優秀な副社長・新見直と、広報の菱谷佳代子、そしてBAUSの編集者・村上さんからNGが入るまで、本当にぜんぶ本音で書いていきたいと思っているので楽しみにしていてください。

PROFILE

米村 智水

株式会社カイユウ 代表取締役社長 1986年生まれ。学生時より新見直・武田俊らと雑誌『界遊』を刊行。大学卒業後、出版社で書籍編集に従事した後、イラスト系CGM企業でWebサービスのディレクションを担当。2011年にKAI-YOU,LLC.として法人化。2013年3月15日にポップポータルメディア「KAI-YOU.net」をリリース。2014年に株式会社化。

http://kai-you.co.jp/

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