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MEZZANINE編集長 吹田良平氏トーク「巨大テック企業たちは、今なぜ都市をつくりたがるのか」

FUSION_N × MEZZANINE Vol.3 出版記念トークイベント

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2018年12月13日、東京神田錦町で「巨大テック企業たちは、今なぜ都市をつくりたがるのか」と題し、MEZZANINE(メザニン)編集長 吹田良平さんがトークイベントに登場する。アメリカ・ポートランドを日本に紹介した第一人者吹田さんが、次に注目する都市変革と挑戦とは。


巨大テック企業たちは、今なぜ都市をつくりたがるのか

吹田さんによれば、昨今、シリコンバレーのテック企業の多くが「都市」をつくりたがっているという。アルファベット(グーグル親会社)は子会社サイドウォークラボを通じてカナダ・トロントに、IBMは「スマーターシティズ」、アマゾンウェブサービスは「未来の都市」をローンチ。インターネットビジネスの世界で大成功を収めたテックジャイアントたちは、いよいよコンピュータやサイバースぺースの中から抜け出し、次に向かう先としてリアルな都市を主戦場に選択したことになる。背景にあるのは、センシング技術、無線通信技術とAI技術の進展により、都市自体が大きなインターネット・オブ・タウン(IOT)になりつつある状況だ。

「最終的に彼らが、都市を今よりもっとクールでチャーミングにトランスフォーメーションできるか、まだ見えてはいない。とはいえ、取り敢えず今は彼らにこうエールを送っておこう、『電子から都市へ、リアルな世界にようこそ』」(吹田氏コメント)

起業都市

一方、東京都内には、約150軒のコワーキングスペースがあるとされている(2018年10月現在)。その利用者を3つに大別すると、「フリーランスの仕事場」「大手企業のサテライトオフィス」「スタートアップの創業拠点」である。

そんな現在のスタートアップやコワーキングスペースの隆盛を、後押しする風潮も出てきている。実際2016年、内閣府はベンチャー企業が今後の日本経済の中核を担わなければこの国の未来は危ういとして、「ベンチャーチャレンジ2020」を策定・発表した。

しかし、吹田さんはこうした動きに懐疑的だ。

「スタートアップ企業なら諸手を挙げて応援しようという立場に、私はなれない。そこで、メザニンではスタートアップが本当に今後の都市経済にとって重要な一部となり得るのか、スタートアップ経済をうまく発生・機能させるための要素とは何か、それらを包摂する街はどうあるべきか、についてケーススタディしてみた」

本トークイベントは、そうしたスタートアップ中心経済に懐疑的な方にも気づきのある会となりそうだ。次に注目される都市変革と挑戦、そして巨大テック企業の都市開発について、学びに足を運んでみてはいかがだろうか。

 

 

[開催概要]

日時:2018年12月13日(木) 19:30 – 21:30 (開場 19:00〜)
場所:FUSION_N(神田錦町)
参加費 :¥ 1,500 ※ワンドリンク付
定員:40名
主催:FUSION_N (運営:住商ビルマネージメント株式会社) × TWO VIRGINS
チケットhttps://fusionandmezzanine3.peatix.com

 

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編集/文・上野なつみ

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